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犬の予防接種には大きく分けて混合ワクチンと 狂犬病ワクチンがあります。
予防接種を受ける犬の数は、全国的に見てまだまだ多いとはいえず、伝染病の危険性はどこにでもあります。
かわいい家族を守るためにも、予防接種をしましょう。
狂犬病ワクチンは、法律で毎年一回予防注射を受けるよう義務づけられている人畜共通伝染病です。
5種混合ワクチンは犬ジステンパー・犬伝染性肝炎・パルボウイルス感染症・犬伝染性喉頭気管炎・犬パラインフルエンザの5種類を予防できます。
より多くの病気を予防することができます。予防できる病気についてはお問合せください。
よその犬と濃密にドッグランで遊ぶ機会が多かったり、海や山で走り回る機会が多い子におすすめします。
特に、ドッグランでは、犬同士がよだれを付け合って濃厚に遊ぶことが多いため、しっかりワクチンを打って病気を予防するのが飼主のマナーという考えもあります。接種するワクチンの種類については、お気軽にご相談ください。
高い熱、目やに、鼻水、くしゃみが出て元気・食欲がなくなります。
また、嘔吐や下痢をしたり、ふるえや痙攣などの神経症状を起こす場合があります。特に子犬では死亡率の高い伝染病です。
■ 空気感染がある恐ろしい伝染病です
このウィルスの怖いところは3つあります。ひとつは、空気感染が成立してしまう感染力の強さを持つこと。そして、これと言った症状がでないこと、なかなか治癒することができず慢性化してしまうケースがあることです。また、ワクチン接種をしてても感染することがあります。
慢性化した場合、上記の様な症状をたどりながら体重が減っていき、最後はケイレンが止まらなくなり、やむなく安楽死を選択という例が多く見られます。とにかく怖い病気ですので、最低限ワクチン接種をしっかりと行った上で、正しい知識を持って日頃から注意してあげてください。
高い熱が出て嘔吐や下痢をしたり、元気・食欲がなくなり、時には眼が白くにごったりします。
症状の程度は色々ですが、まったく症状を示すことなく、突然死亡する場合もある恐ろしい伝染病です。
発熱・食欲不振・くしゃみ・短く乾いた咳がみられ、肺炎を起こすことがあります。他のウイルスとの混合感染により症状が重くなります。
水溶性の鼻水や咳、軽い発熱と扁桃の腫れなどがみられます。
犬アデノウイルス2型など他のウイルスや細菌との混合感染、あるいは二次感染が起こりやすく、その場合症状も重くなります。
食欲がなくなり、衰弱して発熱や嘔吐、時には血液の混じった激しい下痢が見られます。
重症になると脱水が進み、短い経過で死亡することがあります。伝染力が強く、非常に死亡率の高い病気です。
■多頭飼いの飼い主様は特にご注意ください
パルボウィルスは、感染した犬の便や尿などに大量に含まれ、最低でも3か月はしぶとく生き残ります。通常の消毒薬、紫外線などによる消毒は効かず、熱湯をかけても感染力はなくなりません。
ペットショップなどで買った子犬が最初からウィルスをもっている場合も多いため、2頭目3頭目の家族を迎え入れた際などは特にご注意ください。
子犬の場合、症状は重くなることが多く、症状が出てから数時間で亡くなるケースもあります。ワクチン接種で必ず防ぎましょう。
おもに嘔吐、下痢、脱水を起こします。幼弱な子犬の場合、犬パルボウイルスなど他のウイルスや細菌などの二次感染を誘発し、症状が重くなる場合があります。
日本では、生後91日経ったら狂犬病予防法により狂犬病のワクチンを接種しなければいけないと定められています。
狂犬病は狂犬病ウイルスによって感染することにより発病し、起立不能や痙攣などの症状を引き起こし、死に至らしめる病気です。発病すれば、100%助かりません。
日本では1957年から発生は報告されていませんが、欧米や東南アジアなどでは未だ発生が認められます。最近では特に国際化が進み外国から犬猫を連れて帰ってきたり、野生動物の輸入が盛んになり、いつ日本に狂犬病が入ってくるか分かりません。
ウィルスによっておこる病気には、現在のところ特効薬がありません。
従って、ウィルス性の伝染病から犬を守るためにはワクチン注射で予防するしか手がないのです。
早めの予防接種でかわいい家族をウィルスから守りましょう!