受付時間:午前11:30まで/午後18:30まで
どれか1つでも当てはまるなら、歯周病の可能性があります。
歯垢・歯石の細菌が原因で起こる炎症性の病気の総称です。歯肉に炎症が起きている「歯肉炎」や、歯を支えている歯周組織にまで炎症が進行した「歯周炎」があります。歯周病を放っておくと顔が腫れたり、顎の骨が折れたり、全身に影響を及ぼす事もあるため、早期での治療が重要となります。
口腔内の歯周病原因菌が特異的に産生する酵素活性を測定します。動物に負担をかけずに、短時間で口腔内環境をチェックする事ができます。定期健診にオススメです。
外からは見えない歯根や顎の骨の状態を確認する事ができます。処置の前に行う事で、口腔内の状態を把握し、抜歯が必要かどうかなどを判断します。
超音波振動によって歯石を破砕・除去します。
当院では全身麻酔下での歯石除去処置を行っております。歯石除去は、ただ歯の表面の汚れを取ればよいというわけではなく、歯周ポケットの歯垢・歯石をしっかりと除去する事が歯周病治療において重要です。そのため、麻酔下で処置中の痛みを防ぎながら、詳細に口腔内を確認して治療を行います。
まず事前にお電話もしくはホームページからご予約後、ご来院いただきます。
問診と身体検査で症状や状態を確認して、治療方針を飼い主様と一緒に決めていきます。
全身麻酔下での処理を行う場合は術前検査を行います。
全身麻酔下での処置が可能かどうか、血液検査やレントゲン検査等の術前検査を行います。
検査で問題がなければ処置の日程を決めていきます。
当日は絶食をして、午前11時までに来院していただきます。
体調を確認して、問題がなければお預かりして処置を行います。
処置後はお迎えまで院内で安静に過ごしてもらいます。
処置の内容や術後の回復状況に応じて、当日退院もしくは一泊入院となります。
せっかく歯垢・歯石を取っても、それだけで終わってしまっては、またすぐに再発してしまいます。
当院ではそうならないためにアフターケアとして、歯みがき教室を実施しております。歯に関する知識から、口の触り方・歯みがきのやり方まで、スタッフがマンツーマンでレクチャーします。処置を行った方以外にも、デンタルケアでお困りの方はお気軽にご参加ください。
※要予約(詳しくはスタッフまで)
当院で歯科治療を終えたワンちゃん・猫ちゃんの飼い主様からお喜びの声をいただきました!
6歳 トイプードル 雄
定期健診で中等度の歯石の付着が見られ、歯周病検査(ADplit)で歯周病菌数が多く認められた事から、歯石除去処置を実施する事になりました。
歯科レントゲン検査では大きな異常がなかったため、歯石除去のみを行いました。処置後は当院の歯みがき教室に参加され、自宅でのデンタルケアを奮闘中との事です。
Before
After
7歳 日本猫 雄
ワクチン接種で来院した際に歯石の付着がみられたため、歯石除去処置を実施する事になりました。
歯科レントゲン検査を行ったところ、下顎の臼歯に吸収病巣が認められました。
このように一見問題がないように見える歯でも、実は異常が隠れている事があります。そのため、当院では処置前にレントゲン検査を行う事で、口腔内の状態を確認し、治療につなげています。
Before
After
14歳 ミニチュアダックスフンド 雄
口臭がひどく、くしゃみ・鼻水がよく出るようになったとの事。身体検査では歯石が重度に付着し、歯肉炎を起こしていました。また、左の上顎犬歯が抜けていて、口腔内と鼻腔内がつながった口鼻腔ろうが形成された状態になっていました。飼い主様の希望で内科的治療を行いましたが、徐々に症状が悪化したため、麻酔下での処置を実施する事になりました。
歯科レントゲン検査で右の上顎犬歯の一部に透過性の亢進が認められ、こちらにも口鼻腔ろうが形成されていました。歯石除去、抜歯を行い、口鼻腔ろうは洗浄して、吸収糸で縫合しました。術後は抗生剤を10日間内服しました。
10日後の再診では口臭が軽減し、くしゃみ・鼻水といった症状はなくなり、経過は良好との事です。
口鼻腔ろうは放置するとくしゃみや鼻水・鼻出血などの症状だけでなく、慢性鼻炎・副鼻腔炎・肺炎を引きおこす可能性があるため、早期での治療が重要です。
左側
Before
After
右側
Before
After